この黒島神社は、とても面白い信仰が伝わっている
元々は道教の三尸(さんし)説をもとに、
密教や神道、修験道などが混ざって
変わった風習がつくられたと考えられます
とっても面白い物語です
要約すると
三尸(さんし)とは、人の中には3匹の虫がいて
60日に一度、回ってくる庚(かのえ)申(さる)の日に、
夜中に人の身体から抜け出して
天に昇り、天帝(すべてを支配する神)に
その人の罪を報告するのだそうです。
天帝は、虫の報告をきいて、
その人の犯した罪により寿命を短くするのだそうです
だから、信者は、
庚申の日には、夜に寝らないように
酒盛りをして虫が身体から出られないように過ごしたそうです
平安時代に、我が国に伝わってきた思想も
江戸時代になる頃には
夜通し酒盛りやよからぬ風習に変わっていったのが、
おもしろいですね
詳しくは立て看板を見てください
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社殿の手前には、石橋が架かっているが
姶良市指定有形文化財です
この石橋は、1784年の江戸時代につくられました
石橋の上から、川に流れ落ちる水を見ているだけでも
今にもカッパが顔を出しそうなおもむきがありますね
黒島神社はもともと
1300年以上昔の
和銅元年(708年)に山頂に社殿を創建されました
しかし、1709年に山津波が起こり、社殿なくなりましたが
ご神体は残ったので、山腹に社殿を作り直しました
200年以上して、建物が老朽化していたので
1913年に現在の場所に建て直しました
社殿の奥には、格子戸があり、
その奥は2重の隠し戸になっています
詳しくは掲示板を見てください
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鹿児島空港方面からは
県道40号伊集院蒲生溝辺線で蒲生方面から、
右に曲がり横道にはいります
道なりに車を走らせると
遠くに鳥居が見えてきます
黒島神社の場所
〒899-5542 鹿児島県姶良市上名585